2014


Guest Artists

TOMIHIRO KONO/河野富広
NY

Hiroya Watase
NY
Mari
NY
Tsuyoshi Harada
NY

Award

笹沼 彩子 選出
Dream
大山 千栄 / hanamori terara
鈴木 暁 選出
urban ethnic
キハラシンゴ / MEIKA
小松 裕弥 選出
Cleary change
福島 雄一郎 / HAIR MAKE grace
今村 絵里/乾 亜美 選出
owl
yu nakata / 87/SALON77
端 聡 選出
masquerado
幸田 英也 / hair make shiseido
遠藤 真耶/鈴木 謙太郎 選出
More true inside.
SHiNO / SALON77

Nominate

笹沼 彩子 ノミネート
Dream
大山 千栄 / hanamori terara
♪cheer girl♪
坂狩 トモタカ / newshotel

佐藤 いづみ / Freelance
Wonderland...?
中里 結衣 / FITS CORE
To live the simple life
RUMI / SALON77

鈴木 暁 ノミネート
Cleary change
麻川 徹 / trico
NATIVE DANCER
苅部 俊哉 / NINE NO NINE
urban ethnic
キハラシンゴ / MEIKA
Cleary change
日高 雄一 / trico
lurk
MAYUMI / salonORO sapporo newyork

今村 絵里 ノミネート
NATIVE DANCER
苅部 俊哉 / NINE NO NINE
自分の脱殻
高橋 佑輔 / カット・オブ・ wise
vibrant
村中 ひろし / RIBBONS
owl
yu nakata / 87/SALON77

小松 裕弥 ノミネート
Cleary change
伊東 直哉 / trico

佐藤 いづみ / Freelance
Cleary change
佐藤 しのぶ / trico
Cleary change
日高 雄一 / trico
Cleary change
福島 雄一郎 / HAIR MAKE grace

乾 亜美 ノミネート
Cleary change
麻川 徹 / trico

佐藤 いづみ / Freelance
Sculptural
古谷 まあや / SALON77
owl
yu nakata / 87/SALON77
To live the simple life
RUMI / SALON77

遠藤 真耶 ノミネート
metallic beauty
浮田 有人 / vifreve
More true inside.
SHiNO / SALON77
『和魂洋才』
荻野皐平/Nogio / Bell Wood Hair
悪足掻き
高鳥 剛一 / Marsha
owl
yu nakata / 87/SALON77

端 聡 ノミネート
metallic beauty
浮田 有人 / vifreve
masquerado
幸田 英也 / hair make shiseido
悪足掻き
高鳥 剛一 / Marsha
『tradition?』
滝田 恒平 / mobile hair cutters THE FAIR
dignified
多奈村 大士 / lien hair atelier

鈴木 謙太郎 ノミネート
rockin' bird
岸田 翼 / M.SLASH
More true inside.
SHiNO / SALON77
water maid
吉田 淳二 / Be-COOL新札幌店
To live the simple life
RUMI / SALON77

music jam
相蘇 潤 / courage japan
entrave
青山 正典 / seven eight
vulgar
明石 隆夫 / caro
shabby mum
asaco / GRATES
Under the sea
浅田 真由子 / studio aim
lonely red Queen〜孤独な赤の女王〜
浅野 静 / 綿久楽
a DOLL
池下 舞 / モリオフロムロンドン
Isis 【イシス】
池田 卓弥 / ヘアーギャラリー柳本
MODE★WITCH
石川 広樹 / PAUL SAWADA GROUP DIO
music jam 〜旋律〜
石野 秀美 / courage japan
EVERGREEN
石橋 直人 / W AVEDA SALON&SPA
ニングル
石丸 一志 / SEED HAIR 富良野店
miracle
入江 奈美 / beauty salon Pirica
music jam
岩田 夏果 / courageJAPAN
music jam
氏井 宏治 / クラージュ ジャパン
自然の精
ウリケン / Grand Hair Make NOAH
depth
江口 小耶香 / Hairmake U-YU
punk rock
erico / SALON77
Black Pop Green
遠藤裕也 / seveneight
ベルベットイースター
大前 貴之 / courreges
Light'n'Shadow
岡本 茜 / oriental magic 帯広
Don't think
沖津 郁也 / オキツ美容室
Victoria Falls
小野 恵一 / Platinum
aurora
葛西 雄紀 / NIELLE LA'BO
meooow
勝谷 悟史 / Hello's ステラプレイス店
Happy
加藤 学 / Up-Beat
real mode
cana / MEIKA
SMOG
金田 翔太 / Hair make U-YU
lady…
川原 彩 / FITS
GARSON
河部 奈々美 / COPAIN
Transition
木藤 良 / oriental magic 帯広
mignon…!!
kinta / SALON77
CHAOS 〜衝動の粒子〜
小杉健 / HAIR STUDIO BRILLER
PINK☆
小玉 真理 / アミュザン
霹 靂
後藤 陽香 / 資生堂美容室
mon chouchou
薦田 美雪 / mod'shair旭川店
Happiness doll
今野 万輝 / シャローム
monochrome
沢崎 勇 / Urun
バベル
塩屋 英史 / salon roots
boushi ˘
柴田 あらた / RireAdorer
コノハナサクヤ
shiho / hair make DROLL
inconsistent
SHIMA / Grand Hair Make NOAH
i-D
SHOW / Freelance
春の目覚め
菅原 惇貴 / hair's link
Sleeping Beauty
菅原 日佐子 / 資生堂美容室
杉渕 綾子 / FITS CORE
Beethoven
鈴木 智也  / hair meets dress pleroma
gain & thirst
高橋 マオ / SEEDヘアー
クリオネ
高橋 雄太 / Re;tique
Budgerigar
高谷 いずみ / 資生堂美容室
Cleary change
瀧口 茉耶 / trico
『武士道』
Takuya aoyama / Freelance
Reverse Mariyn.M
竹谷 譲 / zero hair
イキイキ
田中 健児 / jflag hair design
Doll
田中 努 / clover
狂乱モノ
田中 優希子 / トマト美容室
GLAM CHIC/グラムシック
谷平 直之 / beuaty work shop LABO
Become a wind
田原 郁佑貴 / AUBE hair vision
farm's girl
千葉 大輔 / urun
Cleary change
土谷 忍 / LOCO
I know it
寺下 真生 / urun plus
COOL & CUTE
時田 聡恵 / ヘアーギャラリー柳本
Blanche neige
戸田 佳孝 / seed hair
Happiest!!
NAOKO / SALON77
成 人
ナカガミ ハルカ / アトリエ マム
another world
中澤 千佳 / SWING
追 憶
中村 憲光 / hair ravel
Wrath of God
名古屋 敬太 / Tiara by artic
バトル・ロワイアル
野沢 聖栄 / SWING
HAJIME / ARTISM
prism
畠中 秀次郎 / Grand Hair Make NOAH
neo cool
花田 リノ / Sled R
bijou.
林 献太郎 / WOODSTOCK
序 章
Hikaru / WORLD LOVE
fairy
平田 純也 / 資生堂美容室
color
吹谷 康太 / FITS CORE
choco
藤田 智美 / ef.
Interview withVampire 〜girl〜
堀 慎一 / crancs
Juillet
堀合 貴至 / hair salon age
noise
MASA / hair Andante
Plume
松永 麻衣子 / WORLDLOVE
stout heart
mana / SALON77
ヤドリ木
マンキ マドカ / hair club saza
FLAMINGO
三木 香織 / WOODSTOCK
Colorido
MIKU / Grand Hair Make NOAH
新 星
水上 恵利加 / ウヤマビューティサロン
ロケット・ダイヴ
MIHO / ARTISM
sentiment
三宅 祥子 / caro
music jam
村井みずほ / couragejapan
sisam-utar
mei / Hair make U-YU
Avant
柳本 幹子 / HAIR GALLERY COIFFE
kuri-one
yamazaki takamasa / Hello's
Purple Haze
山下 大器 / Hair make U-YU
Laudable spirit 〜見上げた精神〜
山梨 智枝 / 綿久楽
カササギ
山原 裕介 / 資生堂美容室
Lily
湯浅 知美 / hair make shiseido
シルエット "ドライ "地毛 "ホワイトライン "ジャパニーズ"
横山 光輝 / DROLL
空想 museum
吉川 聡子 / スイング
Breathe dead leaves
吉田 将 / モッズヘア札幌店
ruribitaki
吉田 樹生 / BUONO HAIR
float
rina sasaki / 資生堂美容室
Botanical Fairy (ボタニカルフェアリー)
渡辺 理 / 芭里絵
流 麗
ワタベ ヨシハル / J module hair


General Comments


北海道のクリエイターの皆さんのパワーに触れる機会を頂き、ありがとうございました。
良い意味で北海道スタイルというものを発見できなかった、つまり、ステレオタイプの作品が無かった。そのことが私にとっての収穫でした。バラエティに富んだスタイルはおそらく、自由な発想とおおらかな表現方法が生んだものだと推察します。
言い古されている言葉ですが「個性」とは、出そうとするものではなく出てしまうもの。それが自然と表れている100人展は、回を重ねる毎にパワーアップしていくのだと期待しています。

- 笹沼 彩子(ar 編集長)

デザイナーひとりひとりの感性、想い、情熱がギュッと詰まった作品たちに圧倒されました。モノづくりに対するこだわり、自らのセンスや感覚 と向き合い、更なる高みを求める姿勢、そして、それらを仲間同士で共感し、みんなで楽しむような臨場感。本当に素晴らしいコンテスト、展 覧の場だったと思います。北海道ヘアデザイナー100人展。このイベントを通して、次の世代のトレンドを牽引するような新たなヘアデザイナーが誕生し、また、北海 道から全国へ影響を与えるようなスターも多く生まれるのではないか、とも予感をさせます。秀逸な職人気質をもつ美容師たちが、先品づくり という感性を磨く行程を基に今後もっともっと洗練され、世の女性たちの冷めぬ美に対する欲求に応え続け、そして、新しい感性を与えて続け てあげられるようなクリエイターとして成長していく姿を楽しみにしています。またお会いできるのを楽しみにしています。北海道での素晴ら しいひと時を、本当にありがとうございました。


- 鈴木 暁(CYAN 編集長)

私は普段、ファッション誌での仕事として撮影をディレクションしたり、写真を選んだりすることが多く、その観点から拝見しました。写真という形で発表される作品ではヘアメイクの技術はもちろんですが、写真として構図やライティング、スタイリングやモデルの表情まで全てが見る人に作用します。その全体で描かれている世界観として、新しさやインパクトを残してくれたもの、今の気分に合うものを選出させていただきました。北海道のイベントということで、地域密着型のわりとこじんまりとしたものを想像していたのですが、会場での皆さんの熱気や関心の高さにはびっくり! スタッフの方などにもとても親切に対応していただき、私にとっても思い出深いイベントとなりました。参加スタイリストは北海道に限らず、東京やNYなどいろいろな場所から参加されていることもあり、北海道を超えて注目されるイベントになりつつあるのかなと思います。日本人のヘアやメイク技術は、世界でも対等に渡り合える高さ。今の気分を感じ取り表現していく感性を磨いて、ぜひこれからも活躍されることを期待しています!

- 今村 絵里(フリーランスエディター)

この度は審査員としてお招きいただき、本当にありがとうございました。北海道で活動する美容師さんの熱気や志向を肌で感じることができ、非常に貴重な時間を過ごせたという実感があります。担当させていただいたフォト作品の審査に関しては、表現の方向性や訴求内容の異なる作品が多数エントリーされていたため、「何を基準に評価し、選出するか」という点に頭を悩ませました。これは、つくり手の個性が豊かであることの表れだと思います。ただ、欲を言えば「美容師が手がける作品写真」という意味合いが、もっとストレートに伝わるヴィジュアルが増えれば、とも感じました。「美容師が手がける作品」として、「ヘアやメイクを軸にした女性像表現」、また「ヘアスタイルのデザイン性を追求」などに軸足を置いた作品が増えると、見る側の感想は「何だかすごい」から「美容師ってすごい!」に変わるはずです。またそうなれば、つくり手である美容師のセンスやスキルが、受け手により深く伝わるのではないでしょうか。「北海道100人展」は、美容師の感性と北海道の女性とをつなぐ、稀有な場であることは間違いありません。今後ますますの発展を願っております。

- 小松 裕弥(HAIR MODE 副編集長)

「美容師とはビジュアルプロデューサーであるべき」―― 美容師という仕事の本質を考えた時、そういう結論にたどり着きました。サロンワークではお客様のビジュアルをプロデュースします。そしてクリエイションでは造形やイメージをヘアを通してプロデュースし創り上げていく。まさにそれは、アートでありファッションでもあります。そして、この100人展に投稿した130人はすでにプロデューサーです。モデルの個性を上手くいかし、作品としての見せ所をおさえている作品もあれば、「こんなビジュアルを創りたい!」という思いが先に立ってしまったなと感じる作品もありました。しかし、作品のクオリティの幅はあっても、その強い思いが発するパワーは絶大。髪の毛という生きた素材を巧みに操りデザインするクリエイターが、自分の作品とともに起こすムーブメントは、お客様となる一般の方、そしてデザインに携わる他業界のクリエイターへ、今までの美容師という概念を打ち破る大きなインパクトを残すはずです。100人展はまさに美容師の美容師による美容師のためのイベント。これからも『Take Action! Try New One!』の精神で、飛躍し続けていくことを期待しています。


- 乾 亜美(SnipStyle 編集長)

今回、初めて審査させていただきましたが、全体的にクオリティが高く驚きました。
弊誌に載せるとしたらどの作品か、という観点で見させていただきました。
アワードへのコメントでも書きましたが、ヘアスタイルが素敵であることは大前提で、やはり“フォトコン”ですので、写真として素敵かということも重要だと思います。
ヘアだけではなく、メイク、衣装、モデル、小道具、ライティング、構図などを含めて、世界観を写真で表現できているか、見た人に伝わるかが大切だと思います。写真作品は、一人の力で作ることは難しいです。そこには、モデルさん、メイクさん、衣装スタイリストさん、フォトグラファーさん、沢山の方達の力が必要です。その方達とセッションしながら作り上げて行けば、もっと素敵になったのではないかと感じる作品が多かったです。上位入賞者は、世界観をうまく表現出来た方達が選ばれたように思います。


- 遠藤 真耶(TOKYO FASHION EDGE 編集長)

第一回目から関わらさせていただいています。早いもので6回目ですね。初回から比較すると作品完成度が上がり正直驚く程です。私はヘアデザイン界の人間ではなく素人考えかもしれませんが、今年の応募作品の3割ぐらいは、そのまま全国版のファッション誌、業界誌に掲載されても違和感がない気がしました。6年の歳月は大きいものです。とは言え、私のミッションは芸術の視点で作品を選考することですので、その意味では該当する作品が多いとは言えません。ただ今年も何人かの作品は業界の方向よりアート系の方向性を示すものがあり、数は少ないにせよ、やはり年々目的意識も高まり作品の質は高まっています。できれば、このアートかデザインかの2元論ではなく、毎年ゲストの作品に見られる様なその両者が融合する作品を多く体験したいものです。ここ札幌から世界に発信するには芸術性も間違いなく問われるはずですし、6年目を迎えたということは当然、周りの期待値も含めハードルも高くなります。いよいよ楽しくなってきましたね!


- 端 聡(美術家/アートディレクター)

初めて審査に参加して、作品としてのクオリティの高さに驚いたし、道外の方の出品も数多く目にして、イベントとしての拡がりを道民として嬉しく思った。
そしてどの作品も個性的で、審査するにあたってたくさん悩んだ。
みなさん、どんな風にこれらの作品を生んだのだろうか?そのプロセスに興味がある。
コンセプトは?スケッチは?それとも作りながら考えた?
ある数学者にインタビューした時に聞いた話を思い出した。
数学は登山に似ている…。例えば円周率を導き引き出すための公式は無数に存在しているらしい。
円周率を研究する数学者は、そのどれでもない美しい数式を見つけ、証明するために研究を続けているのだそうだ。
山頂に向かって誰も登ったことの無いルートを競って見つけ出し、命を賭けて登って行くアルピニスト達にそっくりではないか、と。
残念ながらアワードは逃していたとしても、今回の作品制作のプロセスを思い返し、誰よりも困難なルートを駆け上がったと胸を張って言えるなら、僕はそれは誇るべきことだと思うのだ。

- 鈴木 謙太郎(映像ディレクター)