HOKKAIDO HAIR DESIGN 100

遠藤 真耶
shinoさんの作品は、弊誌「ファッションエッジ」っぽいと感じ選びました。ヘアが素敵なのはもちろんのこと、1枚の写真としてとても素敵だと思います。一見、とてもシンプルに見えますが、力強さを感じます。ヘアもナチュラルに見えていますが、実はすごく手をかけて作ってあります。この、“ナチュラルに見せる”ということは、本当に難しいことです。ヘアのウェット感と、モデルさんの肌の質感が合っていますし、表情やポージング、写真の構図もとても考えて作られた作品だと思います。

鈴木 謙太郎
構図、質感、演出がしっかりとした、まさに「作品」。 ヘア・メイクも撮影も、作品のコンセプトに忠実で破綻が無いように見える。 作者はNYに在住とのことで、様々な感性が集まる彼の地でそのコミュニケーション能力はかなり磨かれているに違いない。 カメラマンやモデルなど、作品に関わったすべての人との意思の疎通があってこその作品なのではないか。 ベクトルがカチッと決まっていて、見ている人にも力強い印象を与える。遠く離れた地でも、 作品を通して作者と我々のコミュニケーションが成立している気がする。 ひとつ注文をつけるとすれば、タイトル。それはそれで見る人と作品をつなぐ情報ソースとして、もう少し工夫が欲しい。